- 器の大きさ
この写真、左の小さな並んでいる芽。
真ん中のちょっと小さな苗。
右の大きな苗。
実は同じ日に種を撒いたもの。
植物は植えられている器によって、
ここまで大きさが変わってくる。
植物は根の先から栄養を吸収していくので、
小さな入れ物に入れてしまうと、
根がそれ以上伸びなくなって成長しなくなる。
栄養をとるのも根でありながら、
木のからだを支えるのも根。
地上部が根に比べ大きいと、
支えることも出来ない。
栄養の観点から根が大きすぎるということも起こらない。
地上部と根はちょうどよい相対的関係にある。
自然のバランス。
本来大きくなれるはずの木が、小さいサイズで収まる盆栽は、
小さな鉢に入れているために根が伸びていかないため。
その場に自分がいる器に合うよう、
全体的にバランスを取っているとも言える。
自然の摂理。
- 押し込める
植物が自然の一部であれば、
人間も勿論自然の一部。
自然の摂理は適用される。
もし自分自身を狭い場所に押し込めているとしたら、
本来大きくなれる自分の存在は大きくなることができなくなる。
その狭い場所に適応できる様に、
自分自身でバランスを取ってしまう。
果たして知らず識らずのうちに、
自分を狭い場所に押し込めていないだろうか？
器が大きい小さいは、自分で選べるもの。
それに氣がつけるような引用があるのでシェアします。
- Nipsey Hustleの言葉
悟りを開いていたであろう二プシーハッスルという、
地元に貢献していたラッパーの引用。
If you look at the people in your circle and you don’t get inspired,
you don’t have a circle you have cage.
意訳
もしあなたの交友関係をみて、鼓舞させられることを感じられなければ、
それは交友関係でなく、檻（cage）を持ってるだけだ。
自分なりの解釈
自分に正直になれれば、付き合う人は自分の好きな人になっていく。
しかしながら、お金だったり、自分をころしてまで付き合う関係は、
自分を押し込める檻に自らを騙して入っていることと同じ。
意識的には、その環境にいると、
根が伸びていかないので、
自分が本来なれるサイズの人間になれないと思う。
難しく簡単には変えられないかもしれないけど、
職場の環境も、家庭環境も同じ様に関係していると言える。
後から苦しまないためにも、
今の今から自分に従っていきて、
環境を整えていくほうが良いと感じます。
価値観は人の数だけ違う価値観があるので、
世間の言う成功はそれっぽい幻想で、
そのひとにとっての成功も、十人十色です。
ちなみに二プシーハッスルは、
地元のスラム街で生きるという、
どうやっても狭い器に押し込めざるを得ない環境を、
彼自信がラッパーである前に、
実業家として、
多くのビジネスチャンスを多くの方に創出することで、
街全体の器を広げていたひとです。
- Alejandro Jodorowskyの言葉
ホドロフスキーという映画監督の引用。
Birds born in a cage think flying is an illness.
意訳
鳥かご（cage）で生まれた鳥は、空で羽ばたくことが病氣だと思っている。
自分なりの解釈
本来鳥は飛ぶために生まれて来ている。
しかし誰かが作った仕組みが当たり前の中で生まれ育ち、その環境にいると、
外に出なければ、その環境がどれほど異常なことなのかさえ氣がつくことができない。
- Cage
この世に生まれた人間は、おそらく全員がCageの中にいる。
習慣、常識、思い込み、植え付けられた幸せ、
科学、経済、宗教、
環境や教育。全てが Cage となっている。
日本の島から出たことがない人はなかなかわかりにくいが、
海外で少し長く住んでみたら、その異常性に氣がつくことが出来る。
かといって、だから日本がおかしいとか、
日本はダメだとかそういう話ではまったくない。
丁寧に言うと、
権力者が作りあげた異常性と
それに従う真面目さ、
先人の智慧、
人々の思いやりや協調性、
創造性の素晴らしさ、
が混在している文化とも言える。
自分の環境に異論を唱える人の言葉に対し、
聞く耳を持たなくなってしまうのは、
教育の二元性がゆえ。
それでは、異常性を消し去る前に、
認識することが出来ず前に進むことは出来ない。
自分が自分の意識の中に作り上げた、
結界という cage に自らが氣がつき、
その外に出ることで初めてスタート地点に立つことが出来る。
そこで初めてあなたなりの自由を掴むことが出来、
あなたのやるべき人生が始まる。
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